第11回研究会 開催報告

第11回鹿児島X線撮影研究会を平成3132日(土)15:00から18:00まで鹿児島大学病院にて開催しました。
テーマは「知ってほしい!頸椎撮影のネックはこれだ!」としました。
参加者は会員25名 非会員3名 学生5名 メーカー1名でした。

総合司会と座長は、南風病院の柳川技師に引き受けていただきました。柳川技師は2013年に鹿児島X線撮影研究会が発足した当初より世話人を引き受けていただいていましたが、今期で後進と交代することとなりました。紙面を借りて心よりお礼申し上げます。柳川技師の率直な意見は鹿児島X線撮影研究会をいい方向に誘導していただきました。本当にありがとうございました。

まず、座学を米盛病院の森川技師が「頸椎アラカルト解剖から症例まで」と題して講演していただきました。わかりやすい内容の解剖と多数の症例を供覧していただきとても勉強になりました。次に徳久整形の松野下技師が「頸椎開口位撮影について」と題して講演していただきました。詳細に時間をかけて作り込まれたスライドと沢山の教本の分類など、いつものように懇切丁寧な講義となりました。

 引き続き、「頸椎撮影のネックはこれだ!」と題して、今村総合病院の馬場技師が臨床画像を基に一見良さそうで実は良くない画像の解説を解剖とリンクさせて講義しました。実際の撮影でも陥りやすい点を頸椎だけに7個に分けて解説しました。

ポジショニングの実際を新しくなった鹿児島大学病院の撮影室をお借りして行いました。実際に撮影室でポジショニングすると細かなニュアンスまで伝わった様子で、質疑応答も活発に行われました。

閉会挨拶のあいさつを鹿児島医療技術専門学校の有薗技師が行い、本会は終了しました。

情報交換会では今回の反省と次回のテーマが話し合われ、次回は手関節と指関節となる予定となりました。夜が更けても撮影技術の熱い話は盛り上がり、情報交換会はお開きとなりました。

これからも、鹿児島県の撮影技術の向上に努め「撮れた?から撮った!!」達成感のあるX線撮影業務の一助となりますように努力しまいりますので、参加と、ご支援の程、よろしくお願いいたします。